コロナウイルスの影響で、9月入学への変更が検討されていると連日話題になっていますね。
もともと日本は明治時代の初め、西洋の教育が導入されていたころは9月入学だったとか。
世界的にも9月入学の国が多いし、日本も9月入学に変更するならこういう時がいいのかな・・・とぼんやりと考えておりました。
が!
来年2021年から9月入学が始まるとして・・・
うちの子、どうなるの?
今、年中で(幼稚園今年度はまだ1回も行ってないけど)、早生まれなんですが、誕生日の区切りはいつ?
今回は、9月入学が導入された場合、来年2021年度に小学生になる子供の誕生日はいつからいつまでなのか、また影響やメリットデメリットなども調べてみたいと思います!
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9月入学制度がスタートするのはいつから?
入学時期を9月に変更することについて、政府は総合的に検討を進める方針とのこと。
「9月入学」総合的に検討 政府
入学時期を9月に変更することについて、政府は、休校に伴う教育格差の解消などが期待できる一方、社会全体に影響が及ぶことから、総合的に検討を進める方針です。 https://t.co/IRMgrmiYMT
— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) April 29, 2020
テレビで”来年”と言っていたので、冒頭には導入されるなら来年2021年からのスタートになると勝手に思ってますが、本当なんでしょうか?
今年から、というのもありえなくはないですよね。
9月入学は、コロナウイルスにより休校に伴う教育格差の解消のため検討されています。
都道府県や自治体により、休校になっているところと、そうでないところがあり、もうすでに教育格差は広がっていることと思います。
それならば、今年からスタートしないと、意味がないのでは?
でも、ただでさえ混乱している中、あと4ヶ月あまりで9月入学への整備を行うのも無理がありそう・・・
昨日4月29日の全国知事会の会合では、東京都の小池知事や大阪府の吉村知事らが賛同したのに対し、「今年度からの導入は拙速だ」という慎重な意見も出されたとか。
でも、国民の理解が得られるかどうか見極めながら、検討を進めていくという方針ということで、遅かれ早かれ9月入学がスタートしそうな感じがしますね。
9月入学による影響やメリット・デメリット
では、9月入学になった場合、どのような影響があるのでしょうか?
メリット
- コロナウイルスによる休校に伴う学習の遅れや教育格差を解消できる
- 秋入学が多い海外への留学がしやすくなる
- 日本への留学生の受け入れがしやすくなる
- 入試の時期に積雪で交通機関が止まったり、インフルエンザが流行する恐れがなくなる
デメリット
- 就職活動や資格試験などの時期の見直しが必要となる
- 国や自治体の会計年度とズレが生じる
- ドラフト会議など野球界にも影響
- 来年の小学1年生の数が1.4倍になり、受験や就活で競争率が上がる
- 行政などの事務処理や会計処理など仕事量が莫大になる
うーん、今最大の問題である教育格差の解消や国際化など、いい面がある一方で、社会全体にわたってかなりの影響が出そうなのは間違いないですね。
ただ、先ほどの項目でも書きましたが、導入時期については様々な意見があるものの、政府は前向きに進める方針だということなので、これからいろんな常識が覆されそう。
私たちも変化に対応していかなければいけませんね・・・。
2021年(令和3年)小学校入学の子の誕生日はいつからいつまで?
来年2021年(令和3年)に小学校に入学するのは2014年4月〜2015年8月生まれです。
我が子は2016年の早生まれ(5歳児の学年/年中)なのですが、幼稚園のお友達の半分近くが学年が変わるんだなーと軽くショックを受けました・・・
本来であれば、「2014年4月〜2015年3月生まれ」の子達が来年入学予定なのですが、9月入学が導入されると「2015年4月〜8月生まれ」の子も来年入学の対象に。
もし実施されれば、そろそろランドセルの購入も考えないと・・・という時期になりますよね。
いろいろと大変そうです。
それだけではなく、本来ならば小学1年生の数は毎年100万人ほどだったのが、来年だけ140万人ほどになるということで、教室の数や先生の数などさまざまな影響が出そう・・・
もちろん、高校入試や大学入試、就職活動にも大きな影響が出ますよね。
「9月入学」については、単にコロナウイルス流行に乗じて・・・というのではなく、かなり慎重に進めるべきではないかなと思います。
【追記2020.5.21】
上の案以外にも、いろいろな案が出てきていますね。
1年に1ヶ月ずつ新1年生を増やす案
本来の2014年4月〜2015年3月生まれに加え、2015年の4月生まれの子供を2021年度の新入生とする案です。
次の年は、2015年5月〜2016年5月生まれの子供が対象で、1年1ヶ月分の子供が1学年となります。
5年かけて新しい制度に移行するので、人数の偏りがないのは良いのですが、学年の区切りが毎年変更されるので混乱が生じそうです。
小学ゼロ年生案
小学校を6.5年間とし、半年間を「ゼロ年生」として過ごした後、9月から1年生になるという案です。
私は本来であれば2022年入学であるはずの2015年4〜8月生まれの子がその対象になるのかなと思ったのですが、2015年4月2日〜6月1日生まれが対象なんだとか。
なんか、混乱してきました。
では、残りの6〜8月生まれの子たちは?
私の理解力不足であることは間違いないのですが、わかりにくい制度だと、実際の現場や対象の子供たちははさらに混乱するだろうなと思います。
ちなみに、ゼロ年生のための教員確保の費用として、毎年3,000億円の費用が見込まれている上、教科書や教育課程などを至急検討する必要もあり、課題が多いと言われています。
まとめ
今回は「9月入学」が導入された場合の影響や、誕生日がいつからいつまでの子供たちが来年2021年に小学校に入学することになるのか、調べてみました。
導入された場合、2021年に入学するのは2014年4月〜2015年8月生まれの子供たち。
人数が約1.4倍になることもあり、受験や就活も競争率が上がって、厳しい競争になりそう。
それ以外にも、国全体や野球界に至るまでさまざまな影響が。
単に、コロナウイルスに乗じてではなく、慎重に慎重に、検討していただきたいですね。
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